幻惑のプログレッシヴ・ロック(主観による入門編)

 入門編ということで、先ずは取っ付き易い五大バンド(Yes,King Crimson,EL&P,Genesis)から
行きましょう。他にも素晴らしいアルバムは沢山ありますが、先ずは此処からです。
『Photo Of Ghost』とはっきり言って被り倒してますが、御容赦下さい。

 また、当然ですが主観に基づいて書いております。
(特に「お薦めしない」方)
お気を悪くされる方もいらっしゃるかも知れませんが…予め御了承下さい。

アルバム名は"原題"(邦題)と表記しております。

□Yes(イエス)
 一番判り易く取っ付き易いです。シンフォニック好きな方には
最も受け入れ易いかと思います。
 但し、手を出す際に気を付けないといけないのは(拙日記では度々触れていますが)
「日本リマスター版はリマスタリングに失敗しているという噂がある」という事です。
それを除いても価格、ボーナストラック等々も勘案すると避けるべきです。
紙ジャケットに思い入れがあるなら別ですが…。

・お薦めアルバム
 "Close To The Edge"(危機)
 問答無用の傑作です。ロック史に残るといっても過言ではないでしょう。
最初は(プログレの特徴の一つである)長尺曲にだれるかも知れませんが…。

 "Fragile"(こわれもの)
 何時もは"Relayer"を薦めておりますが、長尺曲が苦手な方向けの入門としては
これも好適かと思います。名曲が多く良盤なのは確かですから。

・最初に手を出すべきでないと思われるアルバム(上から非推奨度高めです)
 "Tales From Topographic Oceans"(海洋地形学の物語)
 一番最後にしましょう。最初には絶対聴くべきではないと私は思います。
サウンドは綺麗ですが冗長、緊張感に欠けると評価されるアルバムで(これは私も否定出来ません)
一部ファンの間では駄作呼ばわりされる程評価の分かれる盤です。
(個人的には非常に好きですが…)

 "Drama"(ドラマ)
 Yesの魅力の重要要素であるボーカルがジョン・アンダーソンではありません。
プログレに慣れてからは「これも良いかも」と思えますが…最初に聴くべきではないかと
思います。

 "90125"(ロンリー・ハート)以降のYes(1982年以降)
 他に店頭で見かけるのは"Big Generator"(邦題同)、"Open Your Eyes"(邦題同)
"Talk"(邦題同)でしょうか。
 "90125"は内容は良いのですが、「プログレの紹介」なので…(苦笑
プログレが隠し味のポップ、という表現がより正しいかと思います。
それ以外は個人的には面白くなかったのでお薦め出来ません…。
#もうこの頃だとプログレでは食えない時代だったのですよ…(´Д⊂

 "Yes"(イエス・ファースト・アルバム)
 フォークロックとしては個人的には面白く素敵ですが、プログレ・シンフォニック色は
薄いので、後回しで問題無いかと思います。

□King Crimson(キング・クリムゾン)
 プログレの開祖と評される事もある(…ムーディーズは?)大御所です。
メンバーチェンジが著しく、作品ごとに雰囲気が変るので全て気に入られるかは
判りませんが…お薦めの二枚は聴いて頂く価値が充分あると思います。

・お薦めアルバム
 "In The Court Of Crimson King"(クリムゾン・キングの宮殿)
 Yesの"Close To The Edge"に比肩する名盤です。Crimsonを聴くなら先ずは
これです。最新のリマスター版とそれ以前ではマスターが違いますので
最新リマスター版をお薦めします。

 "Red"(レッド)
 メタルがお好きな方には先ずこちらから聴いて貰った方が良いかもしれません。
非常に受け入れ易い作品だと思います。

・最初に手を出すべきでないと思われるアルバム
 "Discipline"(ディシプリン)
 解散、再結成後のアルバムです。これもファンの評価が分かれる…というか
悪評高いアルバムだったので最初の方に手を出すのは止めた方が良いです。
#個人的にも余り面白くないので…あんまりお薦め出来ません。

 "Earthbound"(アースバウンド)
 「深紅の封印を解く」とか素敵なキャッチコピーでリマスターされていましたが
リース当初から「ブート以下の音質だ」という悪評高いライブアルバムです。
これは異様な緊張感があり、慣れてからならお薦めです。


□Pink Floyd(ピンク・フロイド)
 サイケデリックで難解な雰囲気があり、取っ付き難い感じをお持ちの方も
いらっしゃるかもしれませんが、良く聴くと、聴き易い、耳に馴染み易い
アルバムが多い…気がします。「華麗」という訳ではありませんが、これも
またプログレです。

・お薦めアルバム
 "The Dark side Of The Moon"(狂気)
 まずは何といってもこれでしょう。非常に面白く明快な名盤です。
"Money"のライブ版が見られるのでこれを聴いてから考えられても良いかと思います。

 "Atom Heart Mother"(原子心母)
 表題曲始め、名曲揃いです。これも少々長いですが…。

・最初に手を出すべきでないと思われるアルバム
 "A Momentary Lapse Of Reason"(鬱)
 ロジャー・ウォーターズが脱退した後の最初のアルバムです。
個人的にあんまり面白くないのでお薦めいたしかねます…。

 "Obscured By Clouds"(雲の影)
 映画のサウンドトラックです。内容自体は悪くないのですが…
最初に聴くと「?」となってしまうかもしれないので
これも後に回した方が良いかと思います。


□EL&P(エマーソン・レイク&パーマー)
 正式名称Emerson,Lake&Palmer。最初期のKing Crimsonのボーカル
グレッグ・レイクが参加しています。初期Crimsonがお好きな方にも
強くお勧めです。
 五大バンド中キーボードをフィーチャーし、最もクラシック色を
前面に押し出したサウンドが特徴です。

・お勧めのアルバム
 "Tarkus"(タルカス)
 表題曲一曲のために買う価値がある傑作です。
いや、他の曲も良いのですが。

 "Brain Salad Surgery"(恐怖の頭脳改革)
 ラストの曲"Karn Evil 9"が非常に良いです。
これも非常に良いですよ。

 クラシック好きの方にはムソルグスキーの同曲のカバーアルバム
"Pictures At An Exhibition"(展覧会の絵)もお勧めです。

・最初に手を出すべきでないと思われるアルバム
 "Love Beach"(ラブ・ビーチ)
 EL&Pはどの作品も聴き易いのですが…このアルバムだけは
止めた方が良いです…。


□Genesis(ジェネシス)
 Yesに比肩するシンフォニックな名作が多いバンドです。
ボーカルはYesに比べると少し癖が有りますが…慣れるとそれが良くなります(笑
 前期と後期(一般的?にプログレと呼ばれる時期とそうでない時期で区分した場合)
ではまるっきり作風が違い、後の方は普通のロックバンドになっていますのでご注意ください。
後期も普通に良いバンドなのですが…プログレではありませんから(笑

・お勧めのアルバム
 "Foxtrot"(フォックストロット)
 文句無しの名盤です。非常にとっつきやすくも有りますので
安心して聴けると思います。

 "Selling England By The Pound"(月影の騎士)
 これも綺麗な音楽でとても良いアルバムです。
Genesisはどれも内容は素晴らしいのですが(例えばYesの"Close To The Edge"のような)
懸絶した代表作と言うのは選び難いので悩みどころです。

・最初に手を出すべきでないと思われるアルバム
 "Invisible Touch"(インヴィンシヴル・タッチ)
 後期の傑作アルバムです。中身はもう別物ですので、まるで別のバンドとして
聴く分には良いのですが…プログレを聴くのに最初にこれに手を出すのはあまり
お薦め出来ません。二枚目以降に聴いて頂ければと思います。



 …つ、疲れた…。所謂「独断と偏見」で選んでますので、苦情が来たりすると
(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブルなのですが…。

○ついでの雑記
 全然関係無いのですが某PBBS(ぉぃ)で凄い祭りがまたも始まっていますが
どうすれば良いのでしょうか(何が
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by NonameFa | 2005-07-13 00:59